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スロバキアは、ヨーロッパでも有数の民族舞踊が色濃く残る国といわれます。日本の8分の1ほどの小さな国ですが、20以上の民族舞踊地域に分かれ、それぞれに特徴ある衣装と踊りがあります。民族衣装は、年齢や各行事によって身につける色を変えていました。また、布や刺繍などの装飾は、その地域の豊かさも映し出します。衣装に施す刺繍や飾り布などの装飾は、それぞれの地域で母から娘へと伝えられ、今に残されています。
かぎ針一本で刺すデトバ刺繍は中でも特徴的なものです。 デトバは、スロバキアの中央部に位置する人口15000人の小さな町です。毎年民族祭りも開かれ、スロバキアの中でも民族文化が色濃く残っている地域です。今のようなかぎ針の刺繍が誕生したのはおよそ200年前で、それまではニードル(針)で刺す刺繍でした。 私たちがデトバで最初に見たのがこのクッション。 ショーウィンドーに飾られていたイベタさんの作品です。 布の表からかぎ針を刺し、糸を引き上げて作り出す独特の模様は、ほがらかな色調とあいまって、どこか懐かしい、やさしい印象を与えます。 ![]() デトバ刺繍は民族衣装の装飾として発展してきました。 民族衣装は、年齢や各行事によって身につける色が変わるそうです。また、布や刺繍などの装飾は、その地域の豊かさも映し出します。 袖に施された豪華なデトバ刺繍。 ![]() デトバ刺繍のパターンは自然をモチーフにしています このテーブルクロスはデトバ刺繍の名手で知られたイベタさんのおばあさんの手になるもの。デトバ刺繍のパターンは自然のモチーフで構成されています。 ![]() 中でもカタツムリはデトバ刺繍には欠かせないパターンで、なんともユーモラスで、デトバ刺繍のおおらかさに一役買っているような気がします。リンドウも、パターンとしてよく使われます。どれがどのパターンか、想像してみてください。 ![]() ![]() スロバキアについてのミニ知識: 旧共産圏であったチェコスロバキアは、1989年民主主義及び資本主義へ移行し、国際的に開かれた国となりました。その後、1993年にチェコ共和国とスロバキア共和国がそれぞれ独立し、2004年5月には両国はEUへの加盟を果たしました。現在、両国の経済は中欧において最も急速に成長していますが、伝統産業の保存育成にも力を入れています。 ネットショップミラベルカでは、イベタさんが作ったデトバ刺繍のパターンを販売しています。 ======================================== ▲
by mirabelka
| 2012-02-29 15:02
| デトバ刺繍
手編みの靴下、家庭料理、木のおもちゃ、ボビンレース、刺繍など、家族の為の手仕事から、なりわいとしての手工芸まで、ここ数年くらしに息づく東欧諸国の手仕事に魅かれています。
ハンドコミュニケーションとも言うべき、言葉を超えた交流を求めて、各国の手仕事を訪ねる旅をしています。 2007年5月のホビーショーには、スロバキアのかぎ針刺繍「デトバ刺繍」の伝承者イベタ スミレコバーさんを招待しましたが、今回は彼女との出会いをご紹介します。 ヨーロッパ伝統工芸の職人を日本に招待したいとの思いで、ドイツ、オーストリア、スロバキアへ職人探しの旅をしました。2006年9月のことです。さまざまな取材先をあたりましたが、伝統工芸の世界も次第に分業化が進んでおり、材料調達から仕上げまで行っている元来の職人はなかなか見つかりませんでした。 そうこうしているうちに私たちはかぎ針を使った刺繍が継承されているスロバキアのデトバ地方を訪ねます。デトバは、車で5分も走れば通り抜けてしまう程の小さな街。 ![]() 住宅が並ぶ広い通りに、刺繍を飾った小さなウィンドウを見つけます。今思うと、ウィンドウは通りから離れていましたし、走る車窓からでしたので、見つけたのは幸運でした。 ![]() 土曜日で店は閉まっていましたが、ウィンドウに書かれた電話番号にかけてみると、オーナーが来るということになり、暫らくしてやってきたのがイベタさんでした。 イベタさんは、おかあさん、おばあさんもかぎ針刺繍をやっていたというデトバ刺繍の伝承者。 ![]() お店には刺繍や工芸品が並べられ、奥の部屋は小さなミュージアムになっていて、スロバキアの古い家具などとともに、刺繍が施されたたくさんの衣装や生活雑貨が展示されています。 ![]() さっそくかぎ針刺繍の技術を見せてもらいました。布にかぎ針を刺して下糸を引っ掛けます。 ![]() 引っ掛けた糸をループ状に残して、再び下糸を引っ掛けてループに潜らせます。 ![]() デトバ刺繍はスロバキア独特のかぎ針刺繍で、イベタさんは刺繍技術の教室で教えることも多いそうです。 気さくな笑顔、確かな技術、そして、おばあさんの代から受け継いでいる刺繍の伝統。刺繍や民族衣装という文化を、自分の技術をもって受け継いでいこうという思いが、言葉の壁を越えて、はっきりと伝わりました。 ![]() 日本のホビーショーに来てくれるかと尋ねると”行きます”と迷わず答えたイベタさん。こうして、スロバキアのデトバ刺繍を日本に紹介することになったのです。 素朴なデトバ刺繍のかぎ針。 ------------------------------------------------------------------- ▲
by mirabelka
| 2012-02-12 11:45
| デトバ刺繍
イジーさんの作るおもちゃの中で一番小さな動物たちです。
![]() その作り方は、木の丸太をロクロでドーナツ型にくり抜き、薄く割り出していくというのもの。言葉で説明するより写真を見ていただいた方がわかりやすいかもしれません。この木の目を生かしたおもちゃ作りは古くから各地で行われてきました。 まず木をロクロで挽きます。動物ごとに型が異なります。 ![]() ![]() 挽いた木のドーナッツをノミで割ると動物たちが現れます。 ![]() クリスマスオーナメントもこの方法で作られます。 ![]() 木の笛は今はあまり在庫がなく、少ししか譲ってもらえなかったのですが、なんともかわいらしいおもちゃです。子供は笛が大好きです。イジーさんが子供の頃は柳の枝でよく笛を作ったそうです。自分で手作りしたおもちゃで遊んでいたイジーさん。きっと村一番器用な子供だったに違いありません。 馬の笛。小さな子供でも軽やかに鳴らせます。ピーッ。 ![]() 鳥の笛 ![]() イジーさんの小さな動物たちはこちらでご覧になれます。 ================================================ ▲
by mirabelka
| 2012-02-07 21:25
| イジーさんのウッドクラフト
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