バーボフカ(babovka)
2017年 11月 24日
バーボフカはチェコのポピュラーなケーキです。帽子のような型(以下クグロフ型)で焼くのですが、家庭によっていろいろなレシピがあります。クグロフ型は板金や鋳物、陶器製も使われてきました。(写真はコロヴェチュ村の博物館で見た古いクグロフ型。)

実はわが家にも陶器のクグロフ型があります。親戚のバビチカ(チェコ語でおばあちゃんのこと)は、これを使って、薪のオーブンでパンやケーキを焼いてくれました。

ずっしりと重い陶器のクグロフ型は、薪のオーブンで使い込まれて黒ずんでいます。左右の持ち手が縦と横になっていて、持ちやすく工夫されています。




レシピはこちらを参考にしました。https://cookpad.com/recipe/3153109
190℃に予熱した電気オーブンに入れます。

50分後、恐る々取り出しました。型離れを心配していたのですが、コロンときれいに型から外れました。

陶器の型は、熱がじんわりと伝わる為、よりふんわりとした焼き上がりになるそうです。また、手のぬくもりを感じさせる形がいい感じです。
パンも焼いてみました。

扱いにくいと思っていた陶器のクグロフ型でしたが、電気オーブンでもちゃんとケーキやパンが焼けました。今年のクリスマスにはこれでバーボフカを焼き、暮しの達人だったバビチカを偲びたいと思います。
友人の山小屋で見た薪のオーブンです。(薪をくべる口の真上は鉄板になっており煮炊きができます。奥の背の高い部分がオーブンです)
