トウモロコシ人形
2017年 08月 30日
ボビンレースを編んでいるトウモロコシ人形は、ミラベルカで扱っている商品ですが、今回はそのトウモロコシ人形を作っている人に会いたいと頼むと、マルティナはレトフラッド(LETOHRAD)という町に連れて行ってくれました。
ボビンレース人形


マルティナとは10年来の付き合いだというアレナさん(写真右端)は、共産主義時代はなんと自動車工場で図面を引いていたそうです。資本主義に移行後は、トウモロコシ人形の製作者に師事して、人形を作り始めたのだそう。(彼女のように、共産主義から資本主義に移行時に、それまでの生き方の方向転換をした人の話を何人も聞きました)
「もう25年、トウモロコシ人形を作っていますが、人形に命を吹き込むのはなかなか難しいわ。」と話してくれました。

材料は十分に乾燥させたトウモロコシの皮と毛です。
ボビンレース人形は、小さな枕と小さなボビンで実際にボビンレースを編んでいるし、刺繍人形の膝には、クロスステッチで小さなハートの形が。編物人形、麻糸紡ぎ人形もとても細やかな作りで、ひとつひとつに命が吹き込まれています。
刺繍人形

編み物人形


アレナさんの家の周りにはトウモロコシ畑が広がっていました。トウモロコシが熟してから、刈り取って洗い、乾かしてから燻してして使うのですが、この材料準備は晩秋までかかるそうです。

アレナさんの製作の様子をご覧ください。
トウモロコシ人形はネットショップミラベルカでお求めいただけます。