農産業展
2015年 10月 24日
8月末のある日、ビールの産地としても有名な南ボヘミアの中心都市、チェスケー・ブディェヨヴィツェで開かれた農産業展を覗いてきました。夏休み中の土曜日ということもあって家族連れも多く、会場の入り口には長い列ができていました。この展示会の主催者は入場者数を甘く見たのか、チケット販売窓口が2つしかないので待つこと30分。

ようやく入場すると、そこは広い公園のような場所。酪農設備のブースが珍しく、牛や馬を運ぶカートや搾乳機などに目を引かれました。
小牛用ケージとカートなど酪農用品のブースです。

バター製造用具。

ミルク絞りコーナーも賑わっていました。

ファームシステムの展示ブースでは馬場が作られていました。


ハチを売っているブースを発見!
コロンとした大型のハチがプラスチックのケースの中でブンブン飛び回っています。マルハナバチという種類。
マルハナバチは体毛も長く、また蜜の主成分である糖を熱に換えることで、体温を35℃~40℃と高く維持し寒さを克服しているそうです。昆虫の体温は意識したことが無かったですが、マルハナバチは外気温が5度位に下がっても活動できるのだとか。寒冷地で夏の短いチェコではマルハナバチが活躍しているんですね。
比較的おとなしいハチで、パンフレットには「お庭にもどうぞ」と書いてあります。チェコでは庭で果樹や野菜を作っている人が多いので授粉をさせるのに需要があるのでしょう。

左がマルハナバチ、右はミツバチ。

ハチの写真はhttp://www.agrisect.com/bumblebee/terrestris.html
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n104884 より
蜂蜜はチェコの特産品のひとつで、1キロ300コルナ(1500円)くらいで買えます。この屋台の蜂蜜屋さんは自家製の蜂蜜を、アコーディオンを弾きながら売っていました。

蜂蜜で作るお酒「メドヴィナ」はクリスマスには欠かせない甘いお酒。蜂蜜とお酒はお土産に何本か買いました。

トラクター、農工具、林業用トレーラーなどが延々と並びます。



展示場内のイベントもチェコらしく、民族音楽や舞踏が会場を盛り上げていました。



私たちにとって、農産業展はチェコの産業の新たな一面を覗くことができ、お祭り気分も楽しめました。試飲のお酒も効いて、記念撮影。

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