ヴェチェルニーチェクとチェコアニメ (チェコ人はこれを見て育った?)
2014年 03月 09日

「ヴェチェルニーチェク」のアニメには、セル画のセルアニメと、人形を少しずつ動かす人形アニメがあります。人形を少しずつ動かしながらコマ撮りして作られる「人形アニメ」は、見ていて引き込まれます。ストーリーは単純なのですが、アニメーション中で使われるミニチュアの道具や衣類がおもしろい。本当によくできていて感心します。

「パットとマット」という人形アニメもチェコ人にとってなじみの深いキャラクターです。
何かをやろうとしていろいろ工夫するのですが、ことごとく失敗する。でも、最後はハッピーというおとぼけ2人組のお話。なんとなくわが身に置き換えられるので親しみやすいのかもしれません。


情景をコマ撮りで表現する工夫もおもしろいんです。例えば雨漏りは、ガラスでできたしずくを穴から少しずつ出してコマ撮り。これを繰り返します。キラリと光らせているのもにくい。


雨が激しくなって、雨漏りもひどくなる。とうとう手が付けられなくなりました。


ありとあらゆるものを載せて雨漏りを防ぐのですが…。あーらら、家がつぶれちゃった。でも最後はこの2人、よくやったと握手してお互いを褒めあうんです。このシーンが人気で、私達も大好きです。


チェコではディズニーのキャラクターより 「ヴェチェルニーチェク」のキャラクターが、絵本、食器、Tシャツなどになって人気者だといっていいと思います。
日本で一番ポピュラーなのはモグラのクルテックでしょうか。

アリのフェルダ(以下3つはマグネットシートです)

マジシャンのシルクハットに住んでるうさぎのコンビ「ボブとボベック」

カーチャとシュクバーネク

ヴェチェルニーチェクで育った子供たちの多くは父親や母親になりましたが、そのまた子供たちも「ヴェチェルニーチェク」を見ています。午後6時45分から10分間は、お休み前の変わらぬアニメタイムです。小さな子供たちはパジャマ姿で。そして番組が終わると、「ドブロウノッツ(おやすみなさ~い)。」
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