民族祭り その2
2012年 08月 13日
日本では、お囃子の楽師が歌うのはあまり見かけないような気がします。一方チェコでは演奏しながら声を張り上げて歌うのがごく一般的なスタイルです。バイオリンもコントラバスもクラリネットも、そして弦をバチでたたいて演奏するツィンバルも、奏者全員が歌うのです。
ストラジュニツェの祭会場ではツィンバロフカと呼ばれるフォークバンドが会場のあちこちで演奏や歌を披露していました。中心で演奏しているのがツィンバル。他にバイオリン、コントラバス、クラリネットの編成です。



祭り2日目ともなると興に乗った観客が飛び入りで演奏したり、一緒に歌ったりしていました。
下写真手前のコントラバス、その右奥のバイオリンの人は飛び入りかと思われます。
写真中央の奏者が飲んでいるペットボトルの中身はワインです。この地域はワインの産地。お値段も格安です。

中高生かと思われる若者が、オープン会場で寸劇をしたり、子供たちに伝承遊びを教えたりする姿が、微笑ましく、この祭りが次の世代にしっかり受け継がれていくであろうと頼もしく感じました。

紡錘形のコマを木切れではじを叩くと飛びます。遠くに飛ばした方が勝ちという素朴な遊び。


お国変われば竹馬の方向も変わります。

子供達の為のワークショップのコーナーではさまざまなメニューが用意されていました。
木地玩具に絵付けをする子供たち。

棒を組み合わせていろいろなパターンを創る遊び。お手本を見ながら黙々とパターンを作り上げていく子供。

ストラジュニツェの民族祭りは、主催の創意工夫が秀逸でとても魅力的でした。
祭りはその国の伝統文化を目のあたりにできるチャンスです。チェコ各地で開かれる色々な祭りをさらに巡ってみたいと思っています。
ネットショップミラベルカ
========================================